約2億数千年前からこの地球上に生きていたカワゲラ。

カワゲラの幼虫は水の澄んだ、穏やかに流れる山間の渓流に多くいますが、平地でも水が汚染されていなければ姿を見ることが出来ます。

そんなに昔から存在している生き物を飼育できれば、違った発見があるとは思いませんか?

もしも家庭でこのカワゲラを飼育するとしたら、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

それでは、飼育方法と与える餌のについてお話ししていきたいと思います。

カワゲラ 幼虫 餌

カワゲラの幼虫を飼うなら用意したいものは?

カワゲラの幼虫が生息している場所を簡単にまとめると、「河川上流部で流れがあるが穏やか」「水温が低い」「水がきれい」の3つになります。

「水槽内に川を再現する」というイメージで、流木や砂利、砂、大きめの石などをセットしてみましょう。

カワゲラがキレイな流れの緩やかな河川に生息していることを考えると、水槽で飼育をするならば水流を付けて更にろ過能力を上げる必要がありますね。

パワーフィルターを使用して、水流と落水による水中の酸素供給が一番良いのではないかと思います。

ただし、パワーフィルターがない場合は、エアポンプでエアレーションをするだけでもかなり環境は良くなります。

低水温(一年を通して10℃以下)を好む種が多いので、水温が上がりすぎると良くないためヒーター等の使用はしません。

水については、水道水は消毒用の塩素が残っていることも考えられますので、1日以上ため置きしておいたものを使いましょう。

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さて、カワゲラの幼虫はどのようなものを食べていると思いますか?

実を言うと、まだはっきりとは解き明かされていないのです。

カワゲラには大形種と小形種がいますが、大形種は主に肉食性で他の小型水生昆虫を捕食します。

小形種は主に草食性で、落ち葉や水中内の石に付着する藻類を食べるようです。

小形の水生昆虫、落ち葉や藻類も、カワゲラを採取した川から持ち帰るのが一番良い方法でしょう。

カワゲラの大形種はカゲロウの幼虫を捕食します。

一緒に採取して持ち帰ると、自然の中での捕食状態を観察できるかもしれませんね。

まとめ

カワゲラを飼育する方法と食べる餌についてお話してきました。

流水に住んでいる生き物は水槽での飼育は、結構難しいと思いますが、飼育観察することで新たな生態を知ることができますよ。

挑戦してみるのも面白いのではないでしょうか。

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