タガメの食性は肉食性です。

その食欲は、ほかの水生昆虫と比較しても獰猛で水中のギャングの異名で呼ばれています。

捕食の対象は、水生昆虫やカエル、小魚にくわえて、自分の体より大きいヘビやカメなどの爬虫類、ネズミなどの小型哺乳類が挙げられます。

タガメの独特なフォルムや勇猛な性格に魅せられて、タガメを飼育したいと思う方も増えているのですが、そこで問題となるのがタガメに与える餌の量と頻度です。

タガメ 餌 量 頻度

タガメが食べる餌の量

飼育時におけるタガメの餌も自然の中と同じように生餌が必要です。

魚の切り身も候補として挙げられますが、あくまでも一時的な代替えとするべきでしょう。

野外で捕まえた水生昆虫やドジョウ、カエルのほか、ペットショップで購入できるオタマジャクシや金魚をタガメに与えますが、食べる量には個体差があります。

与える量が少なすぎると共食いをはじめ、反対に餌の量が多すぎると食べ残しにより水質が悪化します。

このため、タガメに餌を与える際には十分な観察が必要といえるでしょう。

つまり、どの程度の量を食べているかを把握し、定期的に餌の量を調整する必要があります。

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タガメに与える餌の頻度

食欲旺盛の大食漢であるタガメは、ほかの水生昆虫と比べて餌のコストがかかるため、餌を与える頻度にも気を配るべきです。

タガメは空腹状態にも比較的強い生き物ため、餌は週に1回で十分といわれてますが、食べる量との兼ね合いをみて週に2回程度が理想的といえるでしょう。

タガメに与える餌の量と頻度にくわえて、重要な要素が餌の質です。

ペットショップで購入した餌の場合リスクは少ないといえますが、野外で捕まえた水生昆虫やドジョウを与えるときには、餌の体内に含まれる残留農薬などの薬物に対して注意が必要です。

タガメの生息数が急激に減少した原因の一つが水田などに使用した農薬です。

餌の量や頻度と同じくらいに、水質や薬物に配慮するべきでしょう。

まとめ

ここまで、タガメの餌の量や頻度についてみてきました。

水中のギャングと呼ばれるタガメは肉食性で、水生昆虫やカエル、魚など何でも食べます。

飼育をする場合でも、これらのような生餌は必要で、与える頻度は週に2回程度。

餌を食べる量は個体差があるため、食べる量を観察し定期的な調整が必要です。

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