タイコウチの幼虫は、翅がありません。
しかし、その事を除くと成虫と姿形がほとんど変わりません。
呼吸管が短いので、気門で呼吸を行います。
脱皮の回数は5回で、5回目の脱皮を終えた時に成虫になります。
脱皮はするのですが、さなぎにはならないのです。
それでは、タイコウチの幼虫の飼育はどのように行って、餌はどのようなものを食べるのでしょうか。
タイコウチの幼虫、飼育方法は?
タイコウチの幼虫は、一度にたくさん産まれる事が多いです。
しかし、兄弟だからといって、そのままみんな同じ入れ物の中で飼育をして良いのかというと、そうではありません。
タイコウチの幼虫は、基本的には別々で飼育をしてあげる事をオススメしています。
そうしなければ、小さなタイコウチの幼虫に危険が及ぶ場合があるのです。
別々で飼育するのに入れ物はさほど大きくなくてもかまいません。
それが難しいのでしたら、同じ大きさの幼虫だけをグループとしてまとめて飼育をしてあげてください。
しかし、本当に安全な飼育の方法というのは別々に飼育をしてあげる事だと思います。
園芸用の種まきポットなんかがオススメです。
水換えも一度にする事が可能ですし、そのまま成虫になるまで育ててあげてください。
ちなみに、成虫になれば多頭飼育が可能となります。
30~40㎝程度の水槽の場合ですと、6匹くらいで飼育する事が可能です。
タイコウチの幼虫、餌は?
幼虫も、成虫と同じく生きた餌を与えます。
生きアカムシを与えてあげれば良いでしょう。
アカムシは、釣り具屋さんなどで購入する事ができます。
アカムシは、幼虫の前までもっていってあげてください。
もちろん餌をあげる際にはピンセットを使用します。
この時、アカムシがタイコウチの幼虫の体内に入っていくのを見る事ができます。
まとめ
タイコウチの幼虫は、成虫と違って個別での飼育をする事が基本なのですね。
しかし、とても小さいのが特徴なので、大きな入れ物をいくつも用意する必要などありません。
餌を与えるのも難しくはなさそうですね。
ピンセットで幼虫に直接餌を与えてあげると、愛着もとても湧いてくるのではないかと思います。
幼虫から成虫へと、元気に成長してくれるのが楽しみになりそうですね。