ガムシという昆虫をご存知ですか?
水で暮らす水生昆虫の1種です。
水田や池などが近くにある方は見たこともあるのではないでしょうか?
都会で暮らしていると、なかなか身近ではないかもしれませんが、特に珍しい種類ではなく、ペットとして飼育している人もいます。
今ではネット販売などもあり、生体も飼育に必要なものも全て揃うので始めるのも意外と簡単です。
そんなガムシですが、どのくらい生きられるのか。
寿命について調べてみましょう。
ガムシの寿命はどれぐらい?
平均では約1年程度と言われています。
越冬して迎えた春頃に目覚めた成虫は、水田などで5~7月に交配を行います。
卵は泡状の卵のうに包まれており、その中に20個~40個程度産みます。
1~2週間でふ化し、3回の脱皮を経てサナギになります。
およそ3週間ほどで成虫に。
しかし、これは野外での寿命であり飼育下で上手く環境が整っていればもう少し長く生きることもあります。
2~3年生きた例もあります。
特に温度管理などは必要ありませんが、25度ぐらいを保てるように温度計で確認をしたり、水の入れ換えは汚れたらすぐ行うといった、基本的なことですがきちんとすること。
過ごしやすい環境を整えることは重要です。
生態を知る事ももちろん必要で、思わぬ事故に合わないように防ぐようにしましょう。
例えば、ガムシはジャンプ力に優れているので、ケースのふたは必ず閉めること。
よく食べるので、藻や水草はたくさん与えてください。
ただその分、排泄物もかなり多いので、まめに掃除をします。
飼育の仕方によっては、長生きするかもしれません。
まとめ
色々調べてみても、ほとんど「約1年」の寿命だと書いていると思いますが、あくまでも自然に生活している場合なので、飼育下では変わってきます。
とは言っても、個体差はあります。
長生きする個体は、やはり幼虫の頃から大きいようなので、よく食べるかを観察して、じっくり育ててみてくださいね。
もしかしたら、どんどん長生きが可能になってすごい発見をするかもしれませんよ!