コオイムシとオオコオイムシは、名前が非常によく似ています。
なので、とてもよく似た昆虫である事は確かです。
ちなみに、コオイムシの仲間はなんと世界に100種類以上も存在していると言われています。
日本では、オオコオイムシの他に、沖縄県にタイワンコオイムシが生息しているのです。
それでは、コオイムシとオオコオイムシの違いはどの辺にあるのでしょうか。
コオイムシとオオコオイムシの違いは?
まず、その名前の通りなのですが、オオコオイムシは大型です。
コオイムシに「オオ」がついているのでなんとなく想像ができますよね。
大きさは、コオイムシが17~20mm。
オオコオイムシが23~30mmです。
確かに大きいのですが、そこまではっとする程の違いはない場合もあるのですね。
20mmと23mmではそこまで大きな違いはありませんよね。
しかし、20mmと30mmではそこそこ大きさに違いがあるのではないかと思います。
採取できる数ですが、コオイムシの方がやや多いとされています。
しかし、環境が良い場所であればコオイムシよりもオオコオイムシの方が数多く見られる場合があります。
生息しているのはコオイムシの場合、本州、四国、九州なのですが、オオコオイムシは本州と北海道です。
コオイムシは北海道と沖縄には生息していません。
体の色も、コオイムシとオオコオイムシは違います。
コオイムシは薄い褐色をしているのに対し、オオコオイムシは濃い色の茶褐色をしています。
薄いのがコオイムシで、濃いのがオオコオイムシなのですね。
まとめ
コオイムシとオオコオイムシは、メスがオスに卵を産み付けるという部分は同じです。
しかし、大きさや色は基本的に違うのですね。
写真で見てみても、やはり違いがはっきりと分かります。
生息している地域も、少し違いがあるという事で、コオイムシはいるけれどオオコオイムシはいないなんて事もあり、もちろん反対の場合もあります。
それにしても、コオイムシという名前の昆虫がいて、由来もとても面白いのに、さらにサイズの大きいオオコオイムシという昆虫もいるのですね。
違っているのもサイズだけではなく、色も違うなんて、なんだか個性が感じられて面白い昆虫ですよね。