タガメは、カメムシ目コオイムシ科に分類されています。
水中昆虫の中では日本最大なのが特徴で、カメムシの中でも、もちろん日本最大です。
そんなコオイムシとタガメですが、同じグループに属しているだけあって見た目が似ています。
どれくらい似ているかというと、見分ける事が難しいと言われる場合がある程、似ているのです。
コオイムシとタガメの違い
コオイムシとタガメ、違いもあるのですが、まずは一つ類似点を紹介します。
身体的に似ている部分として、どちらも翅をもっているので飛ぶことができるのです。
それでは次に、両者の違いについて紹介をしていきたいと思います。
まず、タガメはとても強いと言われています。
最近ではあまり見られなくなってきたものの、なんと水中のギャングとまで呼ばれており、水中では敵なしの状態なのです。
コオイムシは、水中のギャングと呼ばれるまで強い昆虫ではないですよね。
次に、成虫の体長です。
タガメは50~65mmで、メスの方が大型です。
コオイムシは、17~20mm。
メスの方が大きい傾向があります。
しかし、タガメのようにオスメスの大きさに目に見えて差があるという事はなく、ほぼ同じ体格をしています。
それから卵です。
タガメは卵を水草の茎などに産み付けるのに対し、コオイムシは、オスの背中に卵を産み付けるのです。
コオイムシの行動はとても珍しいものとして有名ですが、この違いは大きいですよね。
タガメの卵は、産みつけられているものをオスが保護するのです。
メスは卵の世話をしないばかりでなく、破壊してしまう事さえあります。
しかも、オスを蹴散らしてしまうそうです。
最強の肉食女子とも言われています。
コオイムシの場合は、オスが卵のお世話をします。
まとめ
タガメとコオイムシは、結構違う部分が多いのですね。
確かにタガメは怖い昆虫だと聞いた事があるような気がします。
大きさもかなり違いがありますね。
タガメはとても強くて恐ろしい昆虫と言われているものの、個性もあり面白い昆虫ではないかと思います。
最近では数が減少してきているそうですが、できるだけその現象がとまるよう、自然環境を見直していきたいですよね。