ゲンゴロウと見た目が似ているといわれるものとして、ゲンゴロウやゴキブリなどが挙げられます。

これらの違いについて、習性や見た目の特徴などわかりやすくご紹介しましょう。

ゲンゴロウ ゴキブリ ミズスマシ 違い

ゲンゴロウとゴキブリの違いは!?

小ぶりのゲンゴロウはゴキブリと良く似た色合いや見た目をしていますが、実際には全く異なる生き物になります。

ゲンゴロウは主に水中生活をしていますが、ゴキブリは間違いなく陸上生活ですよね。

分類も、ゲンゴロウが昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生昆虫であるのに対し、ゴキブリは昆虫綱ゴキブリ目に属します。

また、姿が全く異なる幼虫から蛹を経て成虫になる完全変態をするのがゲンゴロウ、同じような見た目で大きさが変化するのが不完全変態のゴキブリです。

食性も異なりますし、ぱっと見で見間違う状況はあるかもしれませんが、そこまで悩むことはないのではないでしょうか。

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ゲンゴロウとミズスマシの違いは!?

ミズスマシは、昆虫綱コウチュウ目オサムシ亜目オサムシ上科のミズスマシ科に分類される水生昆虫です。

体長は6~7mmの黒い豆粒のような甲虫で、池や流れの緩やかな川の水面などでクルクルと旋回している姿をよく目にするでしょう。

一般的には群れを作っており、水面に落ちた小昆虫などを長い前脚で捕食します。

泳ぎは得意で、平たい形の中脚と後翅を細かく動かして早いスピードで水面だけでなく水中を泳ぐことが出来るそうです。

幼虫時代は肉食性で、水中でボウフラやアカムシなどの体液を吸って育ち、周囲に獲物がいない場合は共食いをすることもある点や、土中で蛹になって成虫になるところなどはゲンゴロウと似ています。

ミズスマシの成虫の主な体の構造上の特徴しては、左右の複眼がそれぞれ上下に分かれてお、これにより水上と水中の両方を同時に見ることが可能なのですね。

体の小さな昆虫ですので、自分の身を守るためや獲物を見つけるために役立つ特徴といえるでしょう。

まとめ

ゲンゴロウとゴキブリはそもそも生息場所や成長の過程,習性が全く異なります。

一方のミズスマシは同じ水生昆虫で成長の過程や食性も似ていますが、1cmに満たない大きさで群れを作って水面を旋回するという姿が一番わかりやすいかもしれません。

水生昆虫も住みわけがあって、それぞれの特徴に合った生き方をしていることがわかりますね。

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