ミズスマシをみなさん観察したことがありますか?
観察すると分かるのですが、ミズスマシは目が4つあります。
なぜ目が4つもあるのか、それにはきちんとした理由がありました。
今回はなぜミズスマシの目が4つあるのかについて紹介していきます。
ミズスマシの目の数について。なぜ4つもあるの!?
ミズスマシの目が4つある理由、それは敵から身を守るためという理由がありました。
左右の複眼がそれぞれ水面を境にして上下に分類されているミズスマシ。
上の方に付いている目は水面よりも上(上空)を見ることができ、下の方に付いている目は水面よりも下(水中)を見ることができているんだとか。
水生昆虫はミズスマシ以外にもたくさんの種類が生息しています。
しかし目が4つ上下にそれぞれついているのはミズスマシくらいです。
上下に目が付いているミズスマシは上空からやってくる鳥から身を守り、そして水中からやってくる魚から身を守っています。
ミズスマシは水中をものすごい速さで移動することができ、敵が現れた時にそのものすごい速さで逃げることができるのです。
ミズスマシの目が上下に付いていて敵から身を守っているということが分かりましたね。
では自分の獲物はどうやって見つけるのか…。
ミズスマシは水面に落ちてきて浮かんでいる虫を捕獲しています。
上下に付いている目は水面を見ることはできません。
実はミズスマシの触覚には感覚器官があります。
自分で足をスクリューのように動かして、水面を目まぐるしい速さでくるくると回転して波を立て、自分が立てた波がなにかにぶつかり反射してきたのをキャッチし獲物を捕獲しに行くんだとか。
そのため水面が見えなくてもとくに困らないのだそう。
そしてミズスマシといえば、これを撮影しなくてはということで、頭部の複眼。娘に説明用なので、手書きキャプションつきです(笑)。 pic.twitter.com/bYUMovZFvK
— SEIICHI OKUYAMA (@soku26) 2015年4月19日
まとめ
ミズスマシの目がなぜ4つあるのかということについて紹介していきました。
- ミズスマシの目は4つありそれぞれ上下に付いている
- 目が4つあり上下を見ることができるのは敵から身を守るためである
- 上下に目が付いているため水面を見ることはできない
- 自分で波を作り触覚の感覚神経を頼りに餌を捕獲していく
いかがでしたか?
どのように目が付いているのか、また目がなぜ4つあるのかその理由が分かりましたね。
ミズスマシを水田や池で発見したら、ぜひ目が上下に4つあるのを観察してみて下さい。