ミズスマシ、ゲンゴロウという姿形がよく似た水生昆虫がいます。
今回はミズスマシとゲンゴロウの違いについて紹介していきます。
どっちがどっちか分からないという方はここでしっかり勉強していきましょう。
そしてお子さんに教えてあげて下さいね。
ミズスマシとゲンゴロウの違いは?
ミズスマシとゲンゴロウは姿形がよく似ていますよね。
ぱっと見どっちがどっちか分からないといういう方が多いのも納得の姿形です。
しかし実はよく見てみると違いが分かります。
まずミズスマシについてですが、前足と中足、後足を比べると前足の方が長く、中足と後足はやや短いです。
一方ゲンゴロウの足に注目して見てみると、前足、中足と比べると後足の方が長くまるでブラシ状に毛が生えています。
どこの足が長いのかでミズスマシとゲンゴロウは見分けることができるということがまず分かりました。
さらに、住んでいる場所が異なります。
ミズスマシもゲンゴロウも水田や池に生息しているということは一緒ですが、ミズスマシはアメンボのように水面に生息しています。
一方ゲンゴロウは水面ではなく水中に生息しています。
水中に生息しているゲンゴロウであるため、水面に居るのは全てミズスマシなのかと勘違いされる方もいるかもしれません。
しかしそうではなく、ゲンゴロウは甲羅干しを行うため(ミズスマシも甲羅干しを行う)水面に上がっていることがあります。
そのため水面にいるから=ミズスマシではないのです。
生態も異なっています。
ミズスマシは肉食昆虫ですが主に水面に落ちている昆虫を食べています。
実は水面(自分より前)が見えないミズスマシは触覚の感覚神経を利用して餌を捕獲しているんです。
一方ゲンゴロウもミズスマシと同じく肉食昆虫です。
弱った魚や水生昆虫、生きた魚を捕獲することもあるんだとか。
ミズスマシよりも肉食感は強いかと思われます。
まとめ
ミズスマシとゲンゴロウの違うについて紹介していきました。
- 足の長さが異なる(ミズスマシは前足が長くゲンゴロウは後ろ足が長くブラシ状の毛がある)
- 生息環境が異なる(ミズスマシは水面にゲンゴロウは水中に生息する)
- どちらも肉食だが生きた魚を食べるゲンゴロウの方が肉食感が強い
いかがでしたか?
違いについて知ることができたのではないでしょうか。
私たちがどちらか見分ける時には足の長さに注目するといいでしょう。