ゲンゴロウの成虫を飼育するのは、幼虫に比べるとかなり簡単なようです。
幼虫の場合は生き餌が必要ですし水質の悪化にも敏感ですし共食いの心配もあります。
蛹になるタイミングで上陸できる環境へ移動させられるように細かな観察も必要になるでしょう。
一方の成虫は、基本的には常温で飼育可能ですし生き餌が必要なわけでもありません。
寿命も2~3年と同種の生き物の中では長生きの部類ですし、比較的長い期間の飼育が楽しめるでしょう。
そんなゲンゴロウの成虫の飼育で気を付けることはあるのでしょうか。
冬の寒い時期には冬眠をするのでしょうか。
冬の飼育方法についてご紹介します。
ゲンゴロウの冬の飼育方法は!?
ゲンゴロウの成虫の飼育には、大きめの水槽を準備します。
45㎝から60㎝程度の容量があれば十分です。
ゲンゴロウは泳ぎが達者ですので、泳ぎ回るのに十分な広さを確保してあげることが必要なのですね。
成虫は飛ぶことも出来るため、脱走しないように蓋も準備した方がいいでしょう。
装置を一から揃えるなら、ろ過器やエアレーションの揃った金魚など観賞魚飼育セットを購入するのも便利ですね。
これに水質の安定も期待できる敷き砂や生命を維持するのに必要な甲羅干しのできる止まり木,水草なども合わせて準備します。
ゲンゴロウの成虫は寒さには比較的強く、ヒーターなどを使用せず常温飼育が可能ということですので、特に温度管理に気を使う必要はなさそうです。
むしろ高温に弱いため、直射日光などで水温が上昇しすぎないようにしましょう。
ゲンゴロウの冬眠中の飼育方法について
ゲンゴロウの冬眠の時期は11月中旬頃から2月末頃までとされます。
冬眠中は水中や石の下などでじっとしているため、寒さで弱ってしまっているのかなどと勘違いして起こしたりしないようにしましょう。
冬眠をしている間はエサを与えなくてもいいようですし、低温にかなり強いので、ヒーターの設置も必要ないでしょう。
水槽内に大きめの流木や石などを設置し、冬眠できる環境を整えてあげることが大切になりますね。
まとめ
ゲンゴロウは寒さに強く、飼育下でも常温管理で冬眠させておくことが可能です。
その間はエサをあたえる必要もありませんので、比較的楽に冬を越すことができそうですね。
逆に高温には弱い性質をしていますので、直射日光やヒーターなどで水槽内の温度を急激に上げないように気をつけましょう。