絶滅危惧種という言葉は聞いた事があるという方が大半だと思います。
特に近年では、たくさんの地域の動物たちの生息数が、年々少なくなってきていますよね。
テレビや雑誌でもその事は多く取り上げられているので、どれだけ大きな問題かという事も、みなさん知っていると思います。
では、準絶滅危惧種という言葉はみなさん知っていますか?
実は、コオイムシは「準絶滅危惧種」なのです。
コオイムシはなぜ絶滅危惧種になったのか
準絶滅危惧種とは、今すぐに絶滅する危険性はあまり大きくない種の事です。
しかし、将来的には絶滅してしまう危険性があります。
準絶滅危惧種とされている種は、定期的な再評価を行っている事も特徴の一つです。
そんな「準絶滅危惧種」に、コオイムシは指定されています。
さらに、沖縄を除いた31都道府県では、絶滅危惧種に指定されているのです。
コオイムシは、一年中捕れると言われていますし、コオイムシを飼育しているという方も、もちろんいます。
そんなコオイムシなのに、絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されているなんて、少し驚いてしまいますよね。
コオイムシは、オスが卵の世話をする事で知られており、その世話の仕方も大変珍しいものです。
そんな個性的な昆虫であるコオイムシが絶滅してしまうと…。
考えるだけで寂しい事ですよね。
では、なぜコオイムシは絶滅危惧種に指定されてしまっているのでしょうか。
理由としては、コオイムシの捕れる水田や溜池の減少が挙げられています。
コオイムシが育つ環境の減少という事ですね。
コオイムシに魅力を感じている方にとっては、とても残念な事ではないでしょうか。
しかし、まだ暗くなるのは早いのです。
準絶滅危惧種となってしまった生き物でも、復活している例はあります。
有名な生き物では、ジャイアントパンダ。
以前は絶滅危惧種の代表といえばジャイアントパンダとまで言われていたのです。
ですから、世界自然保護基金のロゴにも選ばれています。
そんなジャイアントパンダも努力の結果、現在は絶滅危惧種からは外れています。
定期的に再評価を行っている理由の一つに、リストから外れる場合もあるという事が挙げられるのでしょうね。
まとめ
コオイムシが絶滅危惧種に指定されているというのはとても残念です。
原因も、環境によるものという事で、やはり自然の生き物が育ちにくい地球になっているのかな?という気がして、気分が落ち込みそうになりますよね。
しかし、ジャイアントパンダにように、絶滅危惧種から外れる可能性も十分にあるとおもいます。
世界中の人々の努力によって、地球の環境が少しづつでも改善されたら良いですね。