ゲンゴロウの幼虫は成虫とはまったく違う細長い姿をしており、特徴的な大きな顎で生きている獲物にかみついて仕留めるのですが、この顎には注意が必要といわれます。

いったい何が危険なのでしょうか?

ここでは幼虫を捕まえようとして不用意に素手で触ったりしない方がいい理由などについてご紹介しましょう。

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ゲンゴロウの幼虫は危険!?

ゲンゴロウは幼虫も成虫も咬筋力が強く、噛まれると人間でも結構な痛みを感じるでしょう。

成虫の場合は問題ないのですが、幼虫に噛まれるのが危険といわれるのは、捕食の際の様子を見るとわかるようです。

ゲンゴロウの幼虫は生き餌しか食べないので、水中で牙のような大顎で獲物を仕留めます。

その際に大顎から麻酔性の毒と消化液を獲物の体内に注入し、次第に溶けていく獲物の体の組織を吸収するといった捕食の仕方をするのですね。

そのため、人間が噛まれた場合も何らかの危険があるといわれるのですね。

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ゲンゴロウの幼虫には毒がある!?

前述のとおり、ゲンゴロウの幼虫は捕食の際に体内から毒を出すことがわかっています。

そのため人間が噛まれた場合も、噛まれた周辺の組織が腫れたり壊死したり化膿性の炎症を起こす恐れがあるそうですので注意が必要ですね。

触る際にはゴム手袋を装着するなどして細心の注意を払うのがいいでしょう。

ゲンゴロウの幼虫は成虫とは違って体を守る硬い甲羅のようなものもなく体も大きいため、他の生き物から狙われやすいというリスクを持っているため、毒を持って身を守っているのかもしれませんね。

まとめ

ゲンゴロウの幼虫を飼育する際に注意すべきなのは、噛まれないようにすることといえますね。

捕食の際に大顎でかぶりと噛みつき、そこから毒や消化液を獲物の体内に送りこんで組織を溶かしていくというくらいですから、人間の体にも危険を及ぼす可能性があるでしょう。

成虫になると毒性は消えるようですが、水の入れかえの際などにはゴム手袋を装着するなどの対策をして、痛い思いをしないよう気を付けましょう。

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