ゲンゴロウは、昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生昆虫です。

一般的にゲンゴロウといえばナミゲンゴロウのことをいうようですが、実は国内だけでも130種類の仲間がいるそうです。

もちろん絶滅危惧に瀕しているものも多いのが現実ではありますが、大きさも見た目もバラエティに富んだ様々な種類が存在していたことがわかりますよね。

それぞれの種類についている名前もなかなかユニークですので、ここでいくつかご紹介します。

ゲンゴロウ 種類

ゲンゴロウの種類について

一般的によく見かけるのは『ナミゲンゴロウ』『タダゲンゴロウ』で、体長は35~42㎜程度、北海道から沖縄県にかけて広く分布がみられる種類になります。

これらはゲンゴロウ種の中でも最大であるため『オオゲンゴロウ』とよばれることもあるそうですが、それ以外のゲンゴロウは小さいものが多く、大きさは2~7㎜程度の大きさになるそうです。

名前が小ささを形容しているものとしては、

  • コガタノゲンゴロウ
  • ヒメゲンゴロウ
  • マメゲンゴロウ
  • クロマメゲンゴロウ
  • ツブゲンゴロウ
  • コツブゲンゴロウ
  • チビゲンゴロウ

などがありますが、これらも近年急激に数を減少させているようです。

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他にも真っ黒で光沢のあるクロゲンゴロウは体長が20~25㎜、ナミゲンゴロウよりは比較的生息が確認されやすいようですが、ショップなどで600~800円位で購入もできます。

またシマゲンゴロウはそれよりひとまわり小さく12~14㎜程度の大きさで、黒っぽいハネに薄黄色の4本の縞模様と頭部近くのハネの部分に2個の点があるのが特徴です。

こちらも自然採集は難しく、ショップでは600~1000円くらいで入手できるそうです。

このように、ゲンゴロウの種類別の名前は見た目を想像させるものやユニークなものが多く、昔から日本人に親しまれてきた昆虫であることがうかがえますね。

まとめ

絶滅危惧種であるゲンゴロウですが、実は130種もの仲間がいることに驚かされます。

そしてそれぞれにつけられた名前が、見た目や大きさを彷彿させるわかりやすいものが多いことも興味深いところですね。

ただし、ただでさえ近年見かけなくなったものの種類を判別するのは非常に難しいでしょう。

興味のある方は、ペットショップで入手できるゲンゴロウを飼育してみるのもいいですね。

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