害虫とは、その名前の通り有害な作用をもたらしてしまう虫の事です。
例えばゴキブリ。
私たち人間にとっては害虫の中でも有名な虫ですね。
家の中で見かけたら、悲鳴をあげてしまうという方も多いでしょう。
それから「虫」ではないのですがネズミもそうです。
実は、水生昆虫のミズムシは、水槽に発生すると「害虫ではないか?」といわれています。
その真相は、どちらなのでしょうか。
水槽に発生する害虫「ミズムシ?」
ミズムシは、他の生き物に害をもたらすのか。
害虫というのは他の生き物に害をもたらす事から害虫と呼ばれているので、そこは大切な部分でもあるかと思います。
しかし、ミズムシの場合は他の生き物に害をもたらす事はありません。
もちろん水草などにも害をもたらす事はしません。
それでも「水ゲジ」などと呼ばれて害虫とされてしまう場合があります。
ミズムシが害虫だと言われる理由は、なんとその「見た目」です。
その見た目から害虫だと呼ばれているのです。
しかし、ある程度の大きさのある魚でしたら、ミズムシを捕食してしまいます。
これが理由で、魚のいる水槽ではミズムシが発生していない場合もあるのです。
しかし、ビーシュリンプは別です。
ビーシュリンプとは、エビの一種ですね。
1990年代、大ブームを巻き起こしたエビです。
さらに、現在でもブームは続いている、とても綺麗なエビなのです。
ビーシュリンプの水槽ですと、ミズムシが増えてしまう可能性は大きいです。
ビーシュリンプはミズムシを捕食しないからです。
ですので、ビーシュリンプを飼育している方は、よく注意をしてあげると良いですね。
井の頭自然文化園は、本日(12月11日)休園日です。これはミズムシという生き物です。人の水虫とは全く関係ありません。ダンゴムシやワラジムシに近い生き物で、池や溝など流れの穏やかな淡水で暮らします。動きが早くないのでミズグモのよい餌になり、水生物館の裏で増やしています。 pic.twitter.com/0Tn2RenyWM
— 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) 2017年12月11日
まとめ
ミズムシは、水槽の中では害虫と呼ばれる事もあるのですね。
害をもたらす事はないのに害虫と呼ばれているという事で、なんとなくかわいそうな気もしてしまいます。
しかし本来の意味では「害虫」ではないですね。
とはいえ、アクアリウムの世界ではどうしても遠慮されてしまうのは仕方がないのかもしれません。
見た目が綺麗という理由でアクアリウムを楽しんでいる愛好家の方は多いのです。
という事で、ミズムシは、害は与える事はないけれど、害虫に寄った虫という事になりそうですね。