ミズムシは、カメムシ目ミズムシ科に属しています。
足の裏にできる水虫ではなく、水生昆虫の一種です。
小さいのが特徴で、1㎝にも満たない大きさをしています。
その中でもチビミズムシというのは、もっと小さく、3㎜程度しかありません。
そんなミズムシですが、種類が何種類か存在しています。
もちろん、チビミズムシもその一種です。
しかし、外見が似ているので分類をするのはなかなか難しいです。
さらに、絶滅危惧種でもあります。
それでは、日本に存在している種類について、少し紹介をしていこうと思います。
ミズムシの種類
まずはミヤケミズムシです。
ミヤケミズムシ属です。
ミズムシ科の中では少し大型な事が特徴で、7,2~9,1mmです。
1950年代までは市内各地で見る事ができましたが、現在では稀な種となってしまっています。
多くの自治体で絶滅危惧種に指定されている程です。
ミズムシ科の中では比較的見分けやすいのが特徴です。
次にミゾナシミズムシです。
ミゾナシミズムシ属です。
個体数は少なく、分布も局地的です。
北九州市や古賀氏が分布とされています。
環境の変化にも敏感なので、準絶滅危惧種に指定されています。
体長は5~6mm程度でやや細長いです。
ミズムシ科は基本的に藻類食なのですが、ミゾナシミズムシは捕食肉食傾向の強い種類です。
他にも、ミズムシ属の中でもミズムシ、ナガミズムシ、オオミズムシがいます。
ナガミズムシの生息状況は不安定ですが、北九州市、遠賀町、福津町などが分布となっています。
名前の通り細長いのが特徴です。
オオミズムシは、生息環境に不明な点が多く、減少傾向にあります。
名前の通り大きめなのが特徴で、体長は10mm~12㎜程度あります。
そして、コミズムシ属では、コミズムシ、エサキコミズムシ、ハラグロコミズムシ。
チビミズムシ属ではチビミズムシ、クロチビミズムシ、ウスイロチビミズムシなどがいます。
まとめ
ミズムシと一口に言っても、多くの種類がいるのですね。
種類が多すぎて、全てを紹介する事はできないのですが、それぞれ特徴が違います。
ただ、絶滅危惧種に指定されている種類が多いという事で、これも環境が変化したというのが原因かと思うと、やはり私たち人間が環境には気を付けていこう!と思い直しますよね。