あなたはマツモムシを知っていますか?
マツモムシは水田や池、沼などに生息している水生昆虫で背泳ぎで泳ぐ特徴的な昆虫なんです。
自分よりも大きな昆虫であっても捕食してしまうマツモムシですが、なにやら天敵がいるようで…。
今回はマツモムシの天敵についてチェックしていきましょう。天敵とは一体?
マツモムシの天敵とは!?
マツモムシの天敵は、同じく水生生物であるゲンゴロウです。
ゲンゴロウはマツモムシと同じく水田や池、沼に生息します。
それぞれの大きさについてみていきましょう。
マツモムシは全長約13㎜です。
それに対しゲンゴロウは35~40㎜とマツモムシの3倍近い大きさとなっています。
いくら捕食能力が高く、自分よりも体が大きい昆虫も捕食することができるとしても3倍近くの大きさのゲンゴロウを捕食することはちょっと難しいです。
ゲンゴロウはマツモムシを食べるため天敵とされているのです。
しかし実は今、ゲンゴロウの数は少なくなっているんだとか。
絶滅危惧種に登録されている種類もいるんだとか。
ゲンゴロウが少なくなってしまった原因、それはブラックバスなどの外来種が増えてしまったことが原因とされています。
ブラックバスなどの外来種は水生昆虫をエサとしており、ゲンゴロウを食べているのです。
最近マツモムシの姿をよく見るなと思いませんか?
それはマツモムシの天敵となるゲンゴロウの姿が少なくなってしまったからだったのです。
ゲンゴロウの数が減ってきてマツモムシが急激に増える…生態系のバランスが崩れてしまっているのです。
まとめ
マツモムシの天敵について紹介していきました。
- マツモムシの天敵はゲンゴロウである
- マツモムシは全長約13㎜、ゲンゴロウは全長約35~40㎜と約3倍の大きさ
- ゲンゴロウはマツモムシを捕食する
- マツモムシの天敵であるゲンゴロウは絶滅危惧種に登録されている
- ゲンゴロウが少なくなっているためマツモムシが多く見られるようになっている
いかがでしたか?
まさかゲンゴロウが絶滅危惧種になっていたなんて…。
昔は水田などに行けばよく見かけたものでしたが…。
生態系を守るためにもゲンゴロウが増えていくといいなと思いますが、そうなるとマツモムシにとっては穏やかじゃなくなりますね…。