水生のトビケラは和名がトビケラ目とよばれます。
トビケラは水生で昆虫の中では小さなグループなんです。
幼虫はイモムシのような形をしています。
多くが巣を作ることで有名です。
水中を移動して他の水生昆虫を餌とします。
トビケラの幼虫!巣の特徴
多くの種類が色んな水域にいることができるのは、幼虫のもっている絹糸です。
絹糸で張った網を持つ巣を作ったり、 砂や植物を合わせて作った筒のような巣を持つことで、上から流れてくる餌を利用したり、逆に敵から逃げたりすることができるからです。
そして筒の巣の中で体をもごもご動かすことで、水を体の表面に通すことができるので、流水域から池沼など流水ではない所にも生息できたと考えられているんです。
トビケラの幼虫の巣の作り方の特徴は?
トビケラは本当に種類が多いのです。
トビケラもカゲロウと同じく種類によって羽化期が違うのです。
早春、秋の間、どれかの種類が常に羽化している状態で、一緒に羽化する場合もあり、1年に1回だけや2回以上もする種類もあります
絹糸を使って巣や網などを使い、小石や砂利を集めて巣を作るタイプと筒状の巣(砂や植物の破片を集めて作る)を作るタイプの2つのタイプに分かれます。
幼虫の形状は細長く短い足が生えていて腹部の小さい毛のような物が生えた種類もいるんです。
基本的には幼虫は夜行性で夜間に明るい場所に集まっている事が多いです。
幼虫は水中で過ごすので飼育するには止まり木が必要なので水面に出るように木の枝を置いておいていたほうがいいでしょう。
幼虫は河川に含まれる有機物をもたべるので、水質をきれいにする働きをしています。
殆んどのトビカゲラは幼虫期間に蓄えた栄養で生きています。
5回の脱皮がすむと成虫へ羽化することが多いのでそのための飼育準備をした方がいいですね。
羽化の仕方ですがどのタイプも水面まで泳いで上がる所までは同じですが
- 背中の部分が割れて脱皮に入るタイプ
- 岩か木などによじ登って羽化するタイプ
- 巣の中ですでに羽化していて成虫の状態で水面に上がるタイプ
があります。
まとめ
トビケラの幼虫はイモムシのような形をしていて、水生にすんでいます。
餌は水生昆虫で巣を作って生活します。
生態の特徴である巣の作り方は2つのタイプがあります。
- 絹糸で張った網を作った巣
- 砂や植物を合わせて作った筒のような巣
水中時代は巣を作ります。
脱皮を繰り返しながら大きくなっていきます。
夜行性なので暗い部分を望むので、飼育するときは暗い部分におきましょう。
飼育するときは、よく観察して発達がスムーズじゃなかったら飼育の仕方を見直しましょう。