昆虫というのは、陸上で生活している場合が多いです。
なので、完全な水中昆虫はあまり数多く存在していません。
完全なというのは、一生を水中で過ごすという事です。
タイコウチは水中で生活をしていますが、卵を産むときは陸に産みますし、陸で一時的に生活をしています。
このように、陸での生活を一時的に行っている昆虫は多く、その他に「飛ぶ」能力を身に着けている水中昆虫は多いです。
タイコウチやコオイムシ、タガメも飛ぶ事ができます。
では、タイコウチはどのようにして飛ぶのでしょうか。
タイコウチはどのように飛ぶの?
タイコウチは、飛ぶ事ができるといっても、そんなに長くは飛ぶ事ができません。
基本的には短い距離を飛んでいます。
それも、飛ぶときには音をだすのです。
ちょうど、カブトムシが飛ぶ時のような音です。
「ぶぶーん」というような音ですね。
タイコウチを飼育する時に、入れ物の蓋をきちんとしめておかなければいけない理由は、タイコウチが飛んで脱走をしてしまわないように、なのですね。
ちなみに、自然界でのタイコウチは、水底を歩いたりもしています。
そしてもちろん、泳いだりもしています。
この泳ぎ方が太鼓をたたいているポーズに似ているからタイコウチですね。
しかし、飛ぶ距離はあまり長くなく、泳ぐ事も苦手という事で、あまり移動をするのが上手ではないのがタイコウチなのでしょうか。
なんだかおっちょこちょいなイメージもあります。
とは言うものの、自然界の浅い場所では水草などに掴まって獲物を待ち構えている姿はサソリと例えられる事もあるそうです。
しかも水田では泥を少しかぶり、水底に扮しているようです。
その様子はまるで忍者のようなんだとか。
いくつか、かっこいい面も持ち合わせているのですね。
このように様々な顔を見せてくれるのもタイコウチの魅力の一つなのかもしれません。
まとめ
タイコウチは、飛んだり泳いだり、水の中を歩いたりと、様々な移動方法があり、とても興味深いですね。
しかし、先ほどもお話しした通り、飼育している場合は飛んで逃げてしまわないようにきちんと蓋をしてあげなくてはいけません。
確かに、蓋をし忘れていたり、蓋が開いていたりしてタイコウチが脱走してしまったら、考えるだけで恐ろしい感じもしますよね。
ぶーんという音で、何事かと驚いてしまいそうです。
驚きはするものの音で気が付けば良いのですが、そのまま気が付かなくなってしまうなんて事があるとタイコウチも大変でしょう。
何度も言いますが、やはり蓋は必ずしめるようにしてあげてくださいね。