絶滅危惧種と聞いて、みなさんはどのくらいの種類の野生生物がいるのか、想像ができるでしょうか。
実は、2万種類もの野生生物が絶滅危惧種であると言われています。
想像していたよりも多いと感じたでしょうか。
それとも、少ないと感じたでしょうか。
絶滅危惧種だとされている生物は、リストにまとめられています。
そのリストの名前を「レッドリスト」と呼んでいます。
このリストは、国際自然保護連合によって発表がされているのですが、タイコウチも絶滅危惧種にリストアップされているのです。
一体なぜなのでしょうか。
タイコウチはなぜ絶滅危惧種となったのか?
タイコウチは2011年頃から絶滅危惧種ではあるのですが、まだ見つける事はできます。
タイコウチを見つけるには、池や沼を探すのが一番です。
流れが穏やかで、泥のあるような場所が良いでしょう。
タイコウチが住む場所というのは、現在では大切にしたい自然環境です。
しかし、残念ながら場所によっては、タイコウチを見るのが難しくなっているようです。
そんな「見るのが難しい場所」ですら、昔はタイコウチがたくさん見られたという場合が多いのです。
子供の頃は、田んぼにたくさんいるタイコウチを捕って遊んだという方もおられるのではないですか?
ではなぜ現在では見られなくなってしまったのでしょうか。
それは、農薬や除草剤が原因だとされています。
農薬というのは、一応人間にとっては無害な薬として市販されています。
そうでなければ使用できませんよね。
しかし、タイコウチなどの昆虫には、やはり影響を及ぼすと考えられています。
そのような事が原因となり、タイコウチが絶滅危惧種にリストアップされてしまったのではと言われているのです。
もちろん絶滅危惧種のリストからは外される可能性はあります。
国際自然保護連合のシンボルマークであるジャイアントパンダが、絶滅危惧種のリストから外されていますし、そのような例は数多くあるからです。
しかし、タイコウチの姿がほとんど見えなくなってしまったという地域もあり、事態は深刻とも言えます。
私たちが環境の事を考えて、昔のようにタイコウチがたくさん見られるような地球が再び戻ってくるように、一人一人が力を合わせるべきなのかもしれませんね。
まとめ
子供の頃にタイコウチを捕って楽しく遊んだという方にとっては、タイコウチの姿の見えない田んぼなどは見ているだけで寂しい気持ちになる事かと思います。
しかし、努力は実を結ぶもので、ジャイアントパンダやトド、インドサイなどの生き物も、絶滅危惧種から脱しています。
タイコウチも、私たちの努力で絶滅危惧種から脱してあげられると良いですね。
そして再び、子供たちと楽しく遊んでくれる事を願っています。