トビケラはトビケラ目に属する水生昆虫です。
幼虫の時期が長いのです。
では、成虫になったらどうなんでしょうか?成虫になってどれくらい生きられるんでしょうか?
早速調べてみましょう。
トビケラの成虫の寿命は?
トビケラ科の多くは、幼虫は河川の源流、水たまり、湖、大きい川まで色々な陸水域に生息します。
珊瑚礁に生育する幼虫もいます。
トビケラ科は絹糸を出すことによってあみや巣作りを発達させることで生息場所を多様な場所に広げてきました。
トビケラは水の中で卵を産みます。
幼虫は巣を作り餌を食べて栄養を蓄えます。
餌は藻や腐植物や昆虫、流した微粒子を食べます。
その後脱皮を5回繰り返して羽化します。
そして成虫になり、短い毛におおわれている所がポイントです。
体長は5~40mm、3対の胸脚は良く発達しているので、歩く事もできます。
成虫の寿命は数日から数週間とかなり短いです。
成虫になると餌をたべません。
河川の状況によって続いて出てくる場所もありますし多く発生しても、時間が経つにつれてみれなくなってきます。
トビケラの成虫は蛾と同じく、集光性は強いので時として水辺の民家には大量発生して呼吸器系のアレルゲンとされるものあります。
トビケラは幼虫の際、「いさご」という名前ですが、渓流つりの餌として使われています。
トビケラは2億年も前から続いて生き延びている生物ですので、かなり生命力が強い生物といえるでしょう。
過去にトビケラの成虫が大量発生して、水力発電所の効率を低下させたという例もあるのです。
そのため、色々策を考えて駆除も試みられましたが、次から次へと出現してあまり効果がないという事態まで発生したことがあるほどです。
はねの退化した成虫がいると、アフリカのタンガニーカ湖やロシアのバイカル湖などからの報告もあります。
渓流には本当にたくさんの種類が生活していて、生態系の重要な構成をなしています。
特に釣りをする人の淡水の渓流魚であるイワナやヤマメなどの主な餌となっています。
まとめ
トビケラの成虫の寿命はほんとうに短く数日から数週間です。
一生のほとんどが幼虫の時期が多いのです。
成虫になると餌を食べないのですが、幼虫の時にとった栄養分で賄っています。
幼虫の時期を得て蛹になって脱皮を5回繰り返して成虫になりますが、この時によく観察をする必要があります。
脱皮をしない場合は、飼育環境を見直ししないと、成虫に移行できないかもしれません。
成虫になると餌を食べなくても生活するのです。
その際は幼虫期の栄養分で維持していくわけです。
だから、幼虫期の飼育の時、餌をきちんととれる状況を作ってあげる事が大事なんです。
長い時期をずっと待ってぱっと短い人生を終えていくトビケラに私は一種のロマンをも感じてしまいます。