凄いことにトビケラの祖先は約2億年前も前なんですよ。
チョウ目から分かれて幼虫が水中生活になれていったと考えられています。
その数はなんと400種以上もあるそうなんです。
水生昆虫トビケラの幼虫の生態のまとめとして、ポイントになる事はどんな物があるのでしょうか?
いくつかのポイントをまとめてみました。
目次
トビケラの幼虫の生態は?
トビケラの幼虫の形はいもむしの様な形をしていますが、その大きさはさまざまです。
一般的に幼虫からさなぎまで巣の中で生活します。
生育域は綺麗な渓流で、成虫になるまで水中で生活する種類が大半です。
夜行性で昼間は暗いところでじっとしている事が多いです。
幼虫の餌ですが、石の表面の藻、陸上から入ってくる落ち葉、他の水生動物をよく食べます。
オオハラツツトビケラの様に苔の仲間を食べる物もいますが稀です。
巣の種類
幼虫が口から出す絹糸で張った網で作る巣
流れてくる餌を利用できたり補食から逃げられる。
餌は、網にかかった流れの中の粒子上の有機物を食べる。
砂や植物のかけらを合わせて作った筒巣
筒の中で体を動かすことにより、水の表面に流すことができるので流水域、池沼の止水でも生息できた。
様々な材料で作られた筒巣。
本当に多様で個性的である。
カワトビケラ族の1種の特殊な巣室
ストッキングがぶら下がっているような巣。
幼虫はその中にいる。
脱皮への準備は?
幼虫は脱皮を繰り返して大きくなっていくので、脱皮しない場合は水温や明るさや餌などの環境その他もろもろの状態を振り返る必要があるでしょう。
脱皮を5回すると羽化することが多いので、木をおいてあげるといいでしょう。
その時にはカビなどが生えない様に注意しておく必要があるでしょう。
まとめ
トビケラは本当に古くから生存していて、多種な水生の昆虫です。
トビケラの幼虫の最大の特徴はその巣のつくりかたにあります。
大きく分けると2パターンに分けられますが、土の巣もとても個性的で材料も様々です。
あとは脱皮を繰り返しながら大きくなっていくという事です。
そういった事を頭に入れておくと飼育しやすいですよね。