ゲンゴロウの成虫は比較的飼育がしやすいといわれるようです。
体も丈夫で1年を通じて常温飼育が可能であり、飼育下で2~3年は生きることができるそうです。
ここでは、ゲンゴロウの飼育方法や適したエサなどについてご紹介します。
ゲンゴロウの飼育方法は?エサは何がいい!?
ゲンゴロウの幼虫は活餌しか食べないため、コオロギやメダカ,小赤など生きた状態で与えることが必要になるようですが、成虫は生き餌以外の肉性の食料や人工飼料なども食べてくれます。
ミミズや刺身,煮干し,コオロギなどのほか、熱帯魚用のエサや肉食性ペット用の人工飼料(ペレット)なども食べてくれるということですので、状況に応じて準備できそうですね。
ただしこれらのエサは放置しておくと水質悪化の原因になりますので、食べカスに注意したりこまめな掃除が必要になります。
また、冷凍アカムシや釣り餌のミルワームなどもよく食べてくれるそうですが、これらには成長抑制剤が投与されている場合がありますので、あくまでも緊急用として考えておいたほうがよさそうですね。
幼虫時代は共食いをするため個別飼育をすることになりますが、成虫になるとその可能性はほぼなくなるようです。
それでもエサ不足で共食いをしてしまう可能性がないとはいえません。
エサの食べ残し処理のためにエビやタニシ,ドジョウを一緒に飼育するという方法もありますが、これもエサ不足で捕食の対象になるかもしれません。
適量を1日1回を目安に与えるようにするのが一般的といわれます。
まとめ
ゲンゴロウの成虫は生き餌でないものも食べてくれるため、幼虫に比べると飼育が楽なのですね。
自然下でも、水面に落下してきた昆虫や動かなくなった魚などを食べるそうです。
ミミズや刺身,煮干しやコオロギなどに加え人工飼料も上手く利用すれば、飼育に困ることはなさそうですね。
ただし、ゲンゴロウは摂食の際にこれらのエサを食べ散らかす状態になり、食べ残しなどで水質悪化につながりやすいため、こまめな掃除が必要になります。
エサ不足や逆に食べ残しがないよう、1日1回を目安に適量を与えるようにしましょう。